初日ともに首位 小祝さくらは“因縁”の申ジエを倒せるのか
【日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯】
首位タイに4選手が並び、3打差までに29選手がひしめく混戦模様になった大会初日。
くしくも前週のゴルフ5レディスでプレーオフを戦った小祝さくら(20)と申ジエ(30)がともに5アンダーで首位に並んだ。
岡本綾子が担当したコース設定はショットを曲げたら勝負にならない。
だが、「今日はショットがぶれずにグリーンを外す気がしなかった」と、小祝がフェアウエーとグリーンを外したのはともに3ホールだけ。ノーボギーで回った。
申とのプレーオフに負けた悔しさもあって、「(今週プレーオフができたら)やってみたい。チャンスがあれば挑戦します」と先週のダメージを引きずっていないのがわかる。
田原紘プロがこう言う。
「小祝は先週のプレーオフで2ホールとも得意のドライバーでラフに曲げた。ラフからではフライヤーもありミスになりやすく、ピンを狙うにも不安が伴う。一方の申は距離を抑えて3番ウッドで2ホールとも幅の狭いフェアウエーをとらえた。フェアウエーにボールがあれば打ち急ぎもなく不安もない。小祝は申とのプレーオフから多くを学んだはずです。今季は何度も優勝争いに絡んで、あと一歩のところで勝てずに悔しい思いをしている。それはすべて経験となって生きてくる。先週負けたことを引きずらずに、闘志をむき出しにしているところもいい。初優勝に近づいているのは間違いない」