復調著しい松山英樹 それでも消えないPO最終戦への不安
【BMW選手権】
フェデックスランク70位までが出場するプレーオフ第3戦。大会2日目の松山英樹(26)は4アンダー12位タイ発進から、7バーディー、1ボギーの64で回り、首位と3打差の通算10アンダー3位に浮上した。
現在、フェデックスランク28位につけており、同30位までが出場できるプレーオフ最終戦となるツアー選手権の5年連続進出もほぼ間違いない状況だ。今季は春先に左手親指付け根を痛めてツアーを長期離脱するなど未勝利に終わっているが、ここにきて調子を上げている。
プレーオフ初戦のノーザントラストは15位。2戦目デル・テクノロジーズ選手権では4位と久々に今季3度目のトップ5入り。エースキャディー進藤大典氏とのコンビが復活してから成績がよくなっている。
「松山は勝てなかったことで、これまでと違うさまざまな取り組みにチャレンジしている。クラブ選びから練習方法、ルーティン、試合日程などもそうですが、エースキャディーがスコティッシュオープンからメジャー2試合を含む5試合連続でバッグを担がなかったのも初めてです。2人は1カ月以上も一緒に行動していない。もちろん進藤氏がダメというのではなく、距離を置いたことでかえって進藤氏の信頼感を高めているようです」(米ゴルフ記者)