元マラソン選手の松野明美さん 熊本県議になった理由とは
東京五輪まであと1年10カ月。代表選手の選考もこれから本番を迎えるが、1992年開催のスペイン・バルセロナ五輪の際、女子マラソンの代表選考が紆余曲折し大きな話題となった。有森裕子選手と本日登場の松野明美さんだ。あれから26年、松野さんは……?
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「東京からですか? わざわざ遠くからありがとうございます」
熊本県熊本市北区植木町。九州自動車道・植木ICからクルマで約10分、国道3号沿いの事務所へ行くと、松野さんは笑顔で迎えてくれた。名刺には「熊本県議会議員」。
「2010年4月に行われた熊本市議会の増員議員選挙で初当選し、翌年11月の同市議選挙でも当選。そして15年4月の県議選挙で県議にしていただきました」
選挙区は熊本の中心部と北部エリアにまたがる熊本市第1区(定数12)。松野さんは1万8784票を獲得し、トップ当選を果たした。
「市議が約5年でしたから、『まだ早い!』とのお声もありました。でも一貫した公約の『障がい者の雇用問題』『障がい児童の特別支援教育』を全県レベルで解決するには、県議になるのが手っ取り早いと思い、決断したんです」