著者のコラム一覧
小野俊哉ノンフィクション作家

1961年岡山出身。スポーツ・アクセス㈲取締役社長。早大理工学部卒、味の素、住友金属工業を経て、03年同社設立。プロ野球、メジャーリーグの記録を分析、評論し各メディアやメジャー球団に情報を提供している。

“二刀流”がアダ?エンゼルス大谷翔平「ア新人王」への障害

公開日: 更新日:

 メジャーのア・リーグ新人王争いがおもしろい。エンゼルス大谷翔平(24)は指名打者として22本塁打、投手として10先発し4勝(2敗)。同一シーズンの20本、10先発4勝以上は戦後初。1919年ベーブ・ルース(29本、15先発9勝5敗)以来、99年ぶり史上2人目である。加えて大谷は9盗塁のスピードも光る。今季はメディアがこぞって大谷を追いかけ続けただけに、「新人王の記者投票は大谷に集まるのではないか」と思っている人も多いだろうが、それは早合点というものだ。

 強烈なライバル野手がいる。ヤンキースのミゲル・アンドゥハー(23)だ。昨年までメジャー経験がわずか5試合もブーン監督が大抜擢した三塁手だ。開幕7試合目からレギュラーで起用すると打率は3割前後(日本時間27日時点.295)までアップ。26本塁打、87打点。力強いスイングが売りの掘り出し物。新人月間MVPは6、8月の2回。大谷は22本塁打も打率.283、59打点、長打は44本。同MVPは4月の1回にとどまる。

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