吉田輝星が自己最速152キロ 巨人ドラ1決定を鹿取GMが明言
そわそわしているのは、他ならぬ巨人である。甲子園終了後、吉田は好きな球団として「巨人」を挙げている。「行きたい? はい。行きたいです!」と素直な憧れを口にし、球界に波紋を呼んだ。実力はもちろん、夏の甲子園100回記念大会という大舞台で「スター性」を証明した。巨人はどうするのか。
鹿取義隆GM(61)を直撃した。
「金足農の吉田を指名?いい投手ですよね。球にスピンが利いてて。甲子園を沸かせましたしね」と言ってこう続けた。
「まあ、せっかくああ(巨人に行きたい)言ってくれていますし、気持ちに応えたいですよね」
高橋由伸監督(43)は就任3年で全てV逸。巨人は最長タイとなる4年間もリーグ優勝から遠ざかる。さらに残り2試合で借金6と2006年以来の負け越しが確定している。
投手陣が問題視される。今季、開幕から先発ローテーションを守り通した先発は菅野のみ。最大の補強ポイントは「将来的にエース、ローテの柱となる投手」である。
リリーフ陣はさらに苦しい。今季はマシソン、カミネロ、沢村が故障などで相次いで離脱。当初の勝利の方程式が崩壊したことで、救援陣は10勝20敗、1点差試合は12勝24敗という信じられない勝率で、V逸の最大の要因となった。当然、球団内では「即戦力投手を指名すべき」という意見が上がっているという。