長野、宮澤、籾木…高倉監督なでしこは世代交代がスムーズ
なでしこジャパン(世界7位)が、11日のノルウェー代表(同13位)戦を4―1でモノにした。高倉監督に「難しい状況で女子代表監督を引き受けながら、スムーズに世代交代を進めた。よく頑張ってるな」とねぎらいの言葉を掛けたい。
先発したメンバーで2011年ドイツ女子W杯優勝組は、DFの熊谷(28)と鮫島(31)、ボランチのMF宇津木(29)の3人だけ。DF市瀬、MFの長谷川、三浦と21歳の若手選手がスタメンに名を連ねた。
後半から宇津木に代わって19歳のMF長野が、同33分にMF中島(28)に代わって18歳のFW宮沢が初代表のピッチを踏んだ。同11分には2ゴールを決めたFW岩渕(25)が退き、代わって出場した22歳FW籾木がゴールを決めた。
16年4月、なでしこジャパン監督に就任した高倉監督は、前任者の“負の遺産”を背負ってのスタートだった。佐々木則夫監督はドイツW杯メンバーに頼り切り。後事を託された高倉監督は、若手を積極的に起用しながら、<勝てるチーム>をつくり上げた。