先輩2人が大減俸…オリFA西「2度目の交渉」は別れの挨拶か
FA権を行使したオリックスの西勇輝(28=今季年俸1.2億円)が20日、ソフトバンクと2回目の交渉を行った。1度目に提示した「4年16億円前後」からさらに上積みした「4年20億円」を用意。現段階で額面を比較すれば、ソフトバンクが頭2つ分ほど抜けている。阪神は「年俸2.5億円の3~4年契約」、オリックスは「4年8億円」。DeNAは内容や条件をオープンにしていない。
カネが決め手ならソフトバンクに即決だが、すでに1回目の交渉を終えている阪神、DeNA、オリックスとも2度目の交渉をするという。早々に楽天移籍を決断した西武の浅村とは対照的に、「年内に決められるかどうか」と胸中を吐露。進路を決めかねているフシもあるが、「残留だけはなさそうです」と話すのは、あるオリックス関係者だ。
「もともと目立ちたがり屋というか、もっと自分をアピールしたいが、オリックスでは限界があると感じている。そこへもってきて決定打になったのは、金子(千尋)とナカジ(中島裕之)の大減俸です。金子にいたっては年俸6億円からの5億円減というとんでもないダウン提示ですから。『自分も数年後には同じ目に遭うかもしれない』と思うのは無理もないでしょう」