クロスかシュートか判別不可 プレミア3強のパス速度と精度
マンチェスターCが10勝2分け。これまでのシーズンだと「独走」という枕ことばが付いたことでしょう。しかしリバプールが9勝3分けで続いてチェルシーが8勝4分け……そうです! 12節終了時で英プレミア史上初の「無敗が3クラブ」という大混戦なのです。
トップ3に共通しているのは「良い流れの時間帯と悪い時の時間帯に差がない」ことです。
相手にボールを支配されていても、ボールを奪った瞬間に鋭いカウンターを仕掛けていきます。
もうひとつ。パススピードが速くて強く、正確なので相手DFはマークしていても、ボールにアタックできないのです。
サイドからのクロスもまるでシュートのように速くて強いボールなので実況中、つい解説者の方に「今のはクロスでしょうか? それともシュートなのでしょうか?」と話すことがあります。
さて、我らがJ1リーグですが、成熟したパスサッカーが持ち味の川崎が連覇を成し遂げました。しかしながら、リーグ全体を見るとパススピードは、英プレミアとは明らかに違います。
突き詰めると、Jリーグ全体がさらに成長するには「パススピードと精度」を高めることに尽きると思います。