FA浅村に続き西も ソフトB「連敗」の裏に細かすぎる査定

公開日: 更新日:

 あの金満球団が連敗しそうだ。オリックスからFA権を行使した西勇輝(28)が阪神移籍を決意したという。今季1億2000万円の年俸に対し、オリックスは4年10億円、ソフトバンクと阪神は4年総額16億円前後を用意。西の獲得に失敗すれば、楽天を選んだ西武の浅村に続く「失恋」となる。

 ソフトバンクといえば、12球団随一の金満球団。後藤球団社長は「(選手の)獲得予算はつくるべきじゃない。青天井でいい」が口癖で、浅村への提示も4年28億円前後と破格だった。それでも、4年20億円前後の楽天に敗戦。なぜなのか。

「ソフトバンクは、どこよりも実力主義の球団。FA交渉中に挙がる数字は華々しくべラボーな金額ですが、そこには必ず『総額』や『変動制』の注釈がつくそうです。いざ交渉で契約内容を聞いたら、ベースが意外と低いなんてことはよくあるが、一方で出来高は選手のモチベーションのひとつにはなる。それでも、最近は安定志向が強く、契約年数やベースを重視する選手も増えてきた。外資系企業では当たり前の成果主義は、今の選手にはシビアに映るかもしれません」(球界関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…