GPファイナル初出場 紀平梨花は3回転半でザギトワ倒せるか
勝算はある。
6日(日本時間7日)に開幕するフィギュアスケートGPファイナルの注目は今大会初出場の紀平梨花(16)。前日の公式練習でトリプルアクセルを決めると、大きな歓声が上がった。
シニア初参戦の今季は初戦のオンドレイ・ネペラ杯でV。GPシリーズはNHK杯、フランス杯を連覇。得意のトリプルアクセルで観客を魅了してきた。
日本の女子でGPデビューシーズンに優勝なら2005年大会の浅田真央以来だ。
カベになるのは、平昌五輪金メダリストで連覇を狙うザギトワ(16=ロシア)だ。両者の対戦成績はジュニア時代の1勝1敗。今回が3度目の勝負となる。
今季はザギトワがネーベルホルン杯で世界最高得点(238・43点)を記録したが、GPシリーズに限れば紀平のマークしたNHK杯の得点(224・31点)の方が上。それを根拠に「紀平がショートプログラムとフリーで見せる3本のトリプルアクセルを決めれば、ザギトワに勝てる」という声は多いのだが……。