平昌は出場できず 全日本の“注目株”紀平梨花は真央を彷彿
21日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する全日本フィギュア選手権。女子にとって今大会は、2枠しかない平昌五輪の切符をかけた大一番となる。
20日、公式練習の第1グループに代表候補が勢揃いした。樋口新葉(16)が「全日本は一年の中で一番大事にしてきた試合」と意気込めば、宮原知子(19)は「4年前は上位にいけたらラッキーくらいの気持ちだったが、今回はしっかり結果を出すことが大事」と気負う。中でも本田真凜(16)は、自らがデザインした新衣装で滑走する気合の入りようだった。
別グループの紀平梨花(15)は、今年7月1日時点で15歳を迎えていなかったので平昌の出場資格はない。「皆さんは五輪がかかっているのですごい演技をするかなと思っている。(私は)順位はそんなに気にしていない」と気楽な立場だ。
年齢制限で思い出すのは、今年現役を引退した浅田真央(27)だ。シニアデビューした2005年のグランプリファイナルで世界女王のスルツカヤを破り優勝。翌年のトリノ五輪に出れば金も狙えるといわれたが、年齢制限で出場できなかった。