元ボクシング王者・山口圭司は映画に憧れバーのマスターに

公開日: 更新日:

 年末のプロボクシング世界戦が熱い。4階級制覇を目指す井岡一翔の大みそか決戦をはじめ、30日と31日の両日で6試合も予定されている。1990年代も辰吉丈一郎や鬼塚勝也、川島郭志、畑山隆則らがしのぎを削ったが、もうひとり、忘れられないのが軽快なフットワークのテクニシャンでWBA世界ライトフライ級王座に君臨した山口圭司さん(44)だ。さて、今どうしているのか?

  ◇  ◇  ◇

「いらっしゃい。奥へどうぞ」

 大阪・北区。JR大阪環状線・天満駅すぐそばの飲食店ビルの2階にあるバー「函館BARハメド」へ行くと、エプロン姿の山口圭司さんに迎えられた。

 山口さんは、バーのマスターに転身していた。メガネをかけてややふっくらしているせいか、別人のようだ。

「引退したのが16年前ですし、井岡弘樹ジムのトレーナーを辞めて2年4カ月たちますからね。少し運動はしてますけど、こればかりは。ハハハ」

 オープンしたのは16年11月22日。その21年前のこの日、ホセ・ボニージャ(ベネズエラ)が保持していたWBA世界フライ級王座に挑んだが、惜しくもTKO負けを喫した因縁の日だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…