西武で内海が“大化け”の予感 パの先発左腕事情が追い風に
2013年以来の2ケタ勝利もありそうだ。
21日、炭谷の人的補償で西武に移籍した元巨人の内海哲也(36)が入団会見。
「早く(西武に)溶け込めるよう頑張りたい。2ケタ勝利を目指したい」と話した。
今季は5勝5敗、防御率4.17。投手陣の教育係として獲得した感は否めないが、むしろいきなり10勝も期待できる。
辻監督は「交流戦を見てもパを相手に結果を残している。パは振ってくる打者が多いので、かわせる技術があるのはいい」と評価していた。
今季、内海は交流戦で3試合に登板。勝敗はつかなかったが、防御率1.50だった。
そもそも、現在のパは「技巧派左腕」が手薄。先発に限れば、それこそ西武の榎田くらいだろう。榎田は今季11勝。「パの打者は目が慣れてないので」と話したが、対戦機会が少ないからこそ、優位に立てる。
さらに西武では打線の援護が期待できる。今季のチーム打率.273、総得点数792点は、いずれも12球団トップ。巨人の同.257、625点と比べたら月とスッポンだ。リーグ8位の防御率3.81の多和田が16勝5敗で最多勝を獲得できたのも、打線のおかげ。浅村の楽天移籍で多少の戦力ダウンは免れないにせよ、それでも破壊力では巨人に負けていない。
来季、交流戦で巨人をキリキリ舞いさせてほしいものだ。