燕バレ大幅昇給で契約更新 助っ人操縦は単年契約がベスト
一方、他球団で複数年契約を結んだ助っ人の多くは、額面通りに働いていない。
巨人のゲレーロは年俸4億円の2年契約を結んでいるが、1年目の今季は二軍暮らしが長く、打率.244、15本塁打、40打点の体たらく。3年契約の1年目だったオリックスのロメロは、打撃3部門の成績が前年を下回った。21年までの3年契約を結んでいるソフトバンクのサファテにいたっては、開幕直後に右肩を故障し、米国へ帰国。6試合登板にとどまった。
助っ人選手は翌年の契約更新が頭にチラつき始める夏場あたりから必死にプレーするもの。先の契約が保証されていれば、モチベーションも薄れがちだ。かつてヤクルト、巨人などでプレーしたラミレス(現DeNA監督)のように、長期的に安定した成績を残す選手は稀有。やっぱり助っ人選手は単年契約に限る。