ラグビーW杯で8強目指す 日本代表FB松島幸太朗を直撃した

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 ラグビーW杯2019日本大会が、9月20日の日本対ロシア戦(東京スタジアム)で幕を開ける。

 ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=49)のもと、自国開催のW杯で史上初の8強入りを目指す「ブレイブブロッサムズ」(日本代表の愛称)の主力を担うのがFB松島幸太朗(25=サントリー・サンゴリアス)だ。

「ステップワークでラインブレーク(突破)するのが売り」と話す通り、50メートル6秒2の俊足と、日本人離れした身体能力の高さを生かしたアタックを武器とする。強豪の南アフリカを破る世紀の番狂わせを演じた前回15年イングランド大会では、全4試合でスタメン出場。史上初の3勝を挙げる原動力になった。

「前回はリーダー陣に付いていくだけで控えめだった」という松島。代表では年齢的に中堅に差し掛かっただけに、今ではジョセフHCの指名で、リーダー陣8人のうちのひとりを務める。

「最近は自分でも(戦術について)発言し、プレーで引っ張る意識も強くなった。周りにも気を使うようになり、練習でも試合でも、戦術の確認など、常にコミュニケーションを取るようにしています」

 ジョセフHCは状況に応じてキックを選択する戦術を採用。BK陣、特に最後方でボールを処理する機会の多いFB松島には正確なキックが求められる。

「もともと、キックの精度は高くなかった。トニー・ブラウン(攻撃コーチ)から、どんな時にキックを使うかアドバイスを受け、練習してきたので、最近は安定してきた。試合前に、相手の戦術、FBの位置や癖は把握できるので、しっかりと(相手の動きを)見てキックするようにしています」

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