1位でアジア杯決勝Tも 森保Jが抱えたままの「3つの懸案」
■大迫から見劣り
「森保日本代表の主軸1トップは、ベンチに控えていたFW大迫勇也(28=ブレーメン)だが、武藤も北川も前線でボールを受けてシュートに持ち込むまでの動きであるとか、周囲の選手に対して『こんなボールを出してくれ』とアピールするメンタルであるとか、どうしても大迫と比べると見劣りしてしまう。後半に入るとウズベキスタンDF陣のマークが緩んだことでシュートチャンスも増えたが、結局2トップは後半にゴールを決めることができなかった」(メキシコ五輪得点王のレジェンド釜本邦茂氏)
CBと両SBはどう評価すればいいのか?
「前半の失点シーンはお粗末だった。相手FWの動きにDF槙野が付いていけず、カバーに入ったDF三浦も簡単にかわされてしまった。不安定感が目立ち、マイナス評価となった。右SB室屋は攻撃、守備両面で活発にプレーして及第点。しかし、左SB佐々木はメリハリに欠けるプレーが多く、どうしても物足りなさが残った」(釜本氏)
決勝T1回戦の相手はE組2位のサウジアラビア(同69位)。「サブ組がウズベキスタン戦に勝ったことで主力組が一層奮起し、その相乗効果でチーム全体が活気づくでしょう」とは現地で取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏。注目のキックオフは日本時間21日の午後8時――。