青森山田Vの立役者 CB三国ケネディエブスは“FW兼任”だった

公開日: 更新日:

 高校サッカー選手権は14日の決勝で青森山田高が、千葉の流通経済大付属柏を3―1で下し、2大会ぶり2度目の優勝を果たした。

 22年連続で選手権に出場。ここ4年で優勝が2度、ベスト4が1度。高校年代最高峰のプレミアリーグは2016年の年間王者に輝いた。そして今回の選手権制覇は決勝2発のFW檀崎(J1札幌)を筆頭に攻撃系選手の奮闘が目立ったが、守備陣を統率した身長195センチDFを立役者のひとりとして外せない。ナイジェリア人の父と日本人の母との間に生まれた三国ケネディエブス(18)である。

 東京都東村山市出身の三国は、地元の小学校から青森山田中に進み、大型FWとして3年次の全国中学校サッカー大会で得点王に輝いた。青森山田高ではFWとCBを兼任していたが、高校3年からCBに専念することになった。空中戦は大の得意。元FWらしく足元の技術もあり、フィジカルコンタクトにも強いDFとしてJリーグ各クラブから注目を集め、CB一本でプレーするようになって「わずか4カ月後の7月」にJ2福岡入りの内定を取り付けた。


「素直で“聞く耳”を持っており、吸収力の速さも三国のストロングポイントです。ラインコントロール、カバリングなども凄いスピードで成長していき、J1の複数クラブからもオファーが届いた」(サッカー記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース