村長ウハウハ 沖縄最北端の国頭村が日ハム輝星フィーバー
人口4750人(18年12月末時点)。のどかな沖縄北部の村が大騒ぎになった。お目当ては1日、沖縄・国頭村での日本ハムの二軍キャンプ。その初日、ドラフト1位の吉田輝星(18)が背番号「18」のユニホームを初披露。キャッチボールやノックなどで汗を流した。
そんな吉田の一挙手一投足を大勢のファンとマスコミが追いかけた。集まった報道陣は32社82人。キー局女子アナまで取材に訪れ、観衆も182人に膨らみ、弁当屋の出店まであった。
昨年はドラ1・清宮が一軍キャンプだったことで、二軍取材の報道陣は8社32人。観衆も50人と寂しかったが、沖縄最北端という場所で、しかもこの日は平日の二軍キャンプというのに異例の注目度だった。初のブルペン入りが予定されている2日は土曜日。吉田見たさに、初日を上回るファンがやってくるのは間違いないだろう。
これには、国頭村の宮城村長も笑いが止まらない。昨秋のキャンプ中に検討された3段のシートによる簡易観客席をブルペン横に設置。
「観客席は吉田くんが来るから造ったという感じ。これだけ多くのメディアのみなさんが来るのは初めて。吉田選手は30億円の経済効果があるといわれているが、これを機にホテルもぜひ誘致したい。みなさん、書いてください(笑い)。国頭には大きなホテルが一つしかない。(リゾート地の)恩納村はたくさんありますけど、なかなか国頭には来てもらえないですから。ぜひ観光ルートに入れてもらいたいですね」