初ブルペンの菊池雄星に暗雲…勝ち星はリリーフ陣横取りか
すでに、ジェリー・ディポトGMは菊池について「健康面を考慮しつつ、19年は長い目で見ていきたい。先発しても月に1回程度は1イニングか30球程度で降板させる」と断言。故障を防止するため、球数次第では勝利投手の権利を得る五回途中での交代も辞さない考えを明かしている。
たたでさえ、勝敗が付かない場面での降板も予想される上、今オフのマリナーズは主にリリーフ陣の強化を図った。昨季57セーブを挙げた守護神ディアス(現メッツ)の穴埋めに、同14セーブのストリックランド(前ジャイアンツ)を獲得。セットアッパーには、昨季62試合で防御率3・77と安定感のあるギアリン(前ジャイアンツ)、一昨年に70試合に登板したスウォーザック(前メッツ)ら、実績のあるリリーバーが加入した。ディポトGMは「ブルペンは昨季(救援陣の防御率3・76=リーグ5位)と比べても遜色ない」と手応えを口にしている。
菊池が早々とマウンドを降りれば、後を受けた救援陣に勝ち星が付く可能性もある。ルーキー左腕は試合をつくっても、勝ち星に恵まれないケースが増えそうだ。