初ブルペンで課題が…雄星“スライダー曲がらず”の打開策は
ルーキー左腕がいきなり壁にぶつかった。
マリナーズ・菊池雄星(27)が13日(日本時間14日)にキャンプイン後、初めて投球練習を行ったが、決め球であるスライダーは抜けるケースが目立った。どうやら不慣れなメジャー公認球と現地の乾燥した気候が変化球の制球を妨げているらしい。
練習後の本人は「スライダーが思うように曲がり切らない」とクビをひねった。
菊池は渡米後、キャンプインまでに4度、ブルペン入りし、「マウンドもボールも日本と変わらない。問題はない」と手応えを口にしていたものの、いきなりトーンダウンである。
ルーキー左腕は「真っすぐとスライダーが僕の軸になる。そこをこれからも磨いていきたい」と話したが、滑りやすいボールを自在に操ろうと、手首や肘、肩などに余計な力が加われば、故障にもつながる。
昨オフ、肘の靱帯を修復するトミー・ジョン手術を受けたエンゼルス・大谷を筆頭に、多くの日本人投手の二の舞いにならないためにも、菊池はボールが滑らないように対策を練る必要がある。