ボール以上に凄いのは?中日・吉見一起が見た「投手菅野」
「凄いと思う投手ですか?ウチで言ったら、大野雄大の真っすぐは凄いし、石川翔の真っすぐにも品がある。他球団なら、巨人の菅野智之ですかね。やっぱり圧倒的に凄いですよ」
こう言うのは、通算88勝をマークする中日のベテラン右腕・吉見一起だ。
「ストレート、変化球、それぞれボールもいいですけど、何よりマウンドでの風格があるんです。度胸があって自信を持って投げている。ふてぶてしさというか、いい意味での憎たらしさというか。そこが一番いいですね。投手にとっては大切なものですし、本当に投手らしい投手だなと思いますね。テレビを見ていても試合を見ていても、いつもそう感じますね」
菅野との先発での直接対決は2016年以降はないが、「投げ合うことになればもちろん、負けたくないと思ってます」。
昨オフは年俸9000万円(推定)の2年契約を結び、新たな気持ちでシーズンに臨む。
「昨年以上の貢献ができるようにしたいです。キャンプではケガをしないように、そして後悔をしないように一日一日を大事にして、野球に取り組んでいきたい。勝ち星は自分ではコントロールできませんが、投げるときはベストの投球をし、まずはしっかり試合をつくることを大事にしたいと思っています」