ソフト松田が「世界一」と 楽天則本のフォークは何が凄い
「則本のフォーク!」
ソフトバンク松田宣浩(35)は日刊ゲンダイの質問に、間髪入れずに答えた。
楽天の則本昂大(28)といえば、球界を代表する本格派右腕。中でも奪三振数には定評があり、14年から5年連続リーグトップ。14~17年は毎年200奪三振をマークした。松田が言う。
「則本は追い込んだら7、8割の確率でフォークを投げるんですが、来るとわかっていても打てない。僕は相当の三振数を献上していると思いますよ。ウチの千賀も凄いフォークを持っていますが、対戦したことがないですからね。だから則本のフォークは球界一だと思っています」
千賀のフォークは落差が大きく、「ボールが消える」と打者に恐れられているが、則本のフォークはキレとブレーキがケタ違いだという。
「フォークは時間をかけて曲がったり落ちたりすることが多いんですが、則本の場合は直球にしか見えないのに、いきなり落ちる。時間差ですね。あれは『ストレートに一番近いフォーク』だと思いますよ」
松田は昨季、則本から5三振、17年は11三振と煮え湯を飲まされた。
「同じ滋賀県出身なんですが、いつもやられています。毎年、対策を練ってシーズンに臨んでいるのに、なかなか……。今年こそは打ってやろうと思います!」