順調のエ軍大谷 開幕後は早出リハビリとナイターで超多忙
右肘靱帯を修復するトミー・ジョン手術からの復活を目指すエンゼルス・大谷翔平(24)が、順調な回復ぶりを見せている。
すでに打撃練習を再開し、ここまで5日連続でトスバッティング。今月1日に15球だった球数は25球に達し、決められたメニューをきっちりと消化。ブルペンで投球練習する同僚投手の球筋を目で追うなど、予定される5月の打者復帰に向けて着実にステップを踏んでいる。
来季、二刀流での完全復活が最終目標となるが、今季は打者に専念することが決まっている。大谷は守備に就かないため、同じ手術を受けた野手とは異なり、送球練習は不要。打者としてのリハビリに専念できるため、回復が早いのは当然だろう。
現状では患部に異常がないことから、地元メディアなどは大谷の実戦復帰が早まるとみている。回復が順調なら当初の予定が前倒しされる可能性もあるが、投手としてのリハビリが本格化するのはこれからだ。
レギュラーシーズン開幕後、しばらくはチームに帯同しながら、打者としてのリハビリを継続する。チームにもよるが、メジャーでは故障者リスト(DL)入りした選手のリハビリは通常、早出で行われる。チームの集合時間の3時間前にはリハビリを開始。午後7時開始のナイターなら集合時間の3時の3時間前。デーゲームで9時集合なら早朝6時前には球場入りしなければならない。