今季は精彩欠く畑岡奈紗「スイングの狂い」をプロが指摘
「2年前よりボールの近くにアドレスしているのがわかります。日本女子オープンに勝った時はフォロースルーが左肩に抜けていました。ところが先週はトップは同じ位置に収まっていますが、頭を少し右に傾けながら下半身をジャンプアップして、やや縦に抜ける軌道になり、左首へとクラブが高く抜けています。それがショットの不安定要素になり、スコアにつながらないと考えられる。畑岡は欧米プロに比べて身長は低く、手足も短い。飛ばそうとアッパーに振るよりも、ダウンスイングで左膝を伸ばした後に左腰を回転させて早くインサイドに振り抜いたほうが方向性は安定し、飛距離も伸びる。本来の持ち味である体の回転スピードを生かしたスイングを取り戻すことが先でしょう」
メジャー優勝を意識して飛距離アップに取り組み、それが原因でスイング軌道に狂いが生じているともいえる。来月上旬にはメジャー初戦のANAインスピレーションがある。早急な修正が必要だ。