周囲ヤキモキ…フィギュア紀平梨花“超完璧主義者”の探究心
「プレッシャーも感じていません」
初舞台を前に、16歳はそう断言した。
18日、フィギュアスケート世界選手権(20日開幕・さいたま)の出場を控える紀平梨花が記者会見に出席。シニア1年目で初の大舞台だが、「完璧な演技をすれば優勝も見えてくる。自分らしいノーミスの演技を揃えることだけを考えていきたい」と答えた。
「ノーミス」「完璧」が口癖の紀平は、自他ともに認める超完璧主義者。紀平のトレーナー、橋本大侍氏が言う。
「少しでも疑問に思うことや納得のいかないことを見過ごせない真っすぐな性格。体のことや筋肉のことについてもすごく勉強熱心です。『中学生の頃に比べたら(考え方が)柔軟になったほうだ』という話も聞きましたが、そのこだわりと探求心がここまでの結果を出してこられた理由でもありますから」
わずかな体重の増加がジャンプの精度に影響を及ぼすため、常にグラム単位で体重管理。体形の変化が訪れる年頃になって、その「こだわり」はよりシビアになったという。遠征中は自らスーパーに足を運んで自炊。食材を見ながら大まかなカロリー計算ができる“能力”も身につけた。