“香川+三銃士”でも敗北 森保Jが露呈した「好機のチーム」
メキシコ五輪得点王の釜本邦茂氏が言う。
「日本は、上背がなくて華奢でテクニシャンで俊敏でスピーディーな選手が多く、彼らがチョコマカと動き回り、細かいパスをつなぎながらチャンスを数多くつくり、そして積極的にシュートを放っていくチームであることが証明された。だが、さらに<それだけでは勝てない>ことも改めて印象付けた。スピーディーなドリブル突破やパス回しで相手を翻弄することはできる。それなりにチャンスもつくれる。シュートにも持ち込める。なのに決まらない。この繰り返しでは、日本代表は<技術系選手の多いチーム>で終わることが懸念される」
ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏がこう続ける。
「サッカーには極めて重要なシュートの精度が低く、当たり損ないのシュートも散見された。森保ジャパンは<中盤の構成力>を高めることには成功したが、前線でポストプレーがこなせて決定力の高い選手を同時進行で探し出し、さらに強化することが必要です」
次戦は26日のボリビア戦(兵庫=午後7時30分キックオフ)。森保ジャパンはゴールを決められるか? 注目である。