ヤクルト高梨が移籍後初勝利 復活のカギは“環境の変化”
日本ハムからトレード移籍してきたヤクルト高梨裕稔(27)が31日の阪神戦に先発。6回3安打1失点で初勝利を挙げた。
2016年の新人王右腕はヤクルトに来てまず、「練習量が違う」と驚いていた。日ハムは個人練習を重視するが、ヤクルトは決められたメニューが多く、練習時間は長い。
キャンプ中、日ハムの元同僚選手が宿舎でゆっくり食事をしている際、高梨のことを気にかけて連絡を入れると、まだ練習が終わったばかりで悲鳴を上げていたそうだ。
「高梨の武器は角度のある速球。12時の角度で投げるから横ブレがない。新人王を獲得して以降、17年7勝、18年5勝と下降線をたどったのは、速球のキレが落ちていたから。ヤクルトの強制的な練習で鍛え直せば、2ケタを勝てる力は十分にある。実際、ヤクルトではひたむきに野球に取り組んでいると聞いている」
とは、日ハムOB。早速、移籍効果が表れたようだ。