古巣・広島相手に好投 楽天・福井「トレードで良かった」
古巣相手に有言実行だ。楽天・福井優也(31)が25日の広島との練習試合に先発。初回のピンチを切り抜けると、3回を無失点に抑えた。オフに菊池保則とのトレードで楽天へ移籍。8年間在籍した広島を去った。早大同期である斎藤(日本ハム)、大石(西武)と3人揃ってドラフト1位で入団。1年目に8勝をマークするなど通算29勝を挙げるも、ここ2年間は8試合の登板で1勝にとどまっている。広島戦登板前、環境が変わって復活を期す右腕に話を聞いた。
――練習中に則本らと談笑するなど、早くもチームに溶け込んでいるように見える。
「環境が変わって、今はここまで楽しくやれていると思います。昨年は二軍キャンプ。今年は一軍キャンプに呼んでもらった。正直、トレードになって、良かったんだと思っています。僕自身、チャンスだと思っていますから」
―――広島ではここ2年、登板機会が減った。
「(広島は)良い投手が多い。少ないチャンスの中で結果を出せなかったのは自分自身の問題。結果を出すことにプレッシャーを感じたりもありましたけど、周りを気にすることなく、自分の力を発揮できれば、先発ローテーションに入れると思って、やっています。ただ、どこのチームでもチャンスが多いわけではないと思う。今年が最後の勝負という気持ち? 最初は新鮮な気持ちで見てもらえるかもしれませんが、長く続くとは思っていません。結果で示すしかないです」