日ハム中田 怒りのサヨナラ満弾で気になる“改心”の本気度
「ベンチに座ってるときから、2人連続の敬遠もあると思って準備はしてましたけど、目の前で見たらナメてるなと。気合入りました」
29日、オリックスとの開幕戦でサヨナラ満塁本塁打を放った日本ハムの中田翔(29)が、お立ち台でこう言った。
同点の延長十回裏1死三塁の場面で、オリックスベンチは2番西川と3番近藤を申告敬遠。塁を埋めて、それまで4タコの4番中田との勝負を選択したが、これが主砲の怒りを買った。
「犠牲フライでなく一発を狙った」と言う中田は、岩本の5球目147キロのストレートを左中間スタンドに放り込んだ。
2014、16年の打点王も近年はサッパリ。17年のシーズン中に国内FAを取得するも、打率・216、16本塁打、67打点に終わり、仮に宣言しても獲得に動く球団はなかったといわれる。しかし、昨18年シーズンは野球への取り組み方からして変わったそうで、「人間、変われば変わるもの」と目を白黒させたフロント幹部も。一時は本気でトレードを検討していた球団が、オフに3年総額10億円の大型契約を結んだ。まずは上々のスタートを切った中田は本当に「変わった」のかどうか、今後に注目だ。