宇野が3アクセル-4回転トーループ挑戦も“世界初”ならず
偉業達成、はならなかった。
12日のフィギュアスケート世界国別対抗戦の男子フリーで、日本の宇野昌磨(21)がトリプルアクセル―4回転トーループの連続技に挑戦。成功すれば国際スケート連盟公認大会では世界初となる大技だったが、4回転トーループの着氷に失敗して転倒した。
3位に終わり、リンクで悔しさをあらわにした宇野はそれでも、「チーム戦なのに、という思いもあったんですけど、来年トップで戦うためにも挑戦させていただいた」と演技後は満足げな表情。これまで、ケガをするリスクを考慮し、4回転以上のジャンプには消極的だったが、この日は「練習はしていきます」と前人未到の5回転ジャンプにも言及。来季に向け、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の習得を目指す羽生結弦(24)への対抗心ものぞかせた。