虎オーナー補強封印で…矢野監督に“糸井&福留切り”の大役
「2人はここ数年、守備で投手の足を引っ張りながらも、打撃でカバーしてきた。しかし今季は糸井が打率・298、2本塁打、14打点、福留は打率・262、4本塁打、22打点。肝心の打撃は『そこそこ打つ』というレベルに落ち込んでいる。糸井にいたっては評論家から守備の緩慢プレーを指摘される始末で、投手陣からもブーイングが出ている。もはや必要不可欠な戦力と言えないどころか、むしろマイナス面の方が目立つようになった」
福留は1年契約の年俸1・5億円。糸井は年俸4億円で来季までの4年契約を結んでいるが、2人が給料に見合う働きをしているかというと、たしかに疑問だ。
「阪神は今季、観客動員が史上最速で100万人を突破した。フレッシュな生え抜き選手が試合に出ることを楽しみにしているファンが現状を支持している証しでしょう。糸井、福留にこれまで以上の働きが期待できないのであれば、伸び悩む高山、中谷らを競争させた方がよほど明日以降につながるし実りも大きい。ファンもそれを望んでいるはず。オーナーの発言は生え抜き選手の育成にお墨付きを与えたと言っていい。矢野監督の今年最大の任務は、糸井と福留の首に鈴をつけることです」(前出のOB)
矢野監督は“大役”を務めあげられるか。