阪神・矢野監督の大ハシャギにOB福間氏が「大賛成」の理由
■監督の威厳ナシの声も
阪神・矢野監督(50)の“大げさすぎる”言動に賛否が分かれている。
サヨナラ勝ちを収めた去る5日のDeNA戦(甲子園)。矢野監督はチームの誰よりも興奮していた。九回、福留がサヨナラ本塁打を放った瞬間、一目散にベンチを飛び出すと、本塁付近で選手の出迎えの輪に加わった。
試合後も、「盛り上がったやろー。どうやねん!」と興奮しきり。4月の甲子園開幕戦では終盤に5点差をひっくり返す逆転勝利に、ベンチで派手なガッツポーズを何度も繰り出していた。
矢野監督は二軍監督だった昨季、「超積極性」をテーマに掲げ、優勝に導いた。一軍監督になった今季も超積極的にチームを鼓舞しようとしているのだが、球界では「いくらなんでもハシャギすぎ。監督としての威厳が感じられない」との批判的な声が出ている。
「例えば中日を8年間で4度のリーグ優勝に導いた落合博満監督は、ベンチで常に泰然自若としていた。監督が一喜一憂していたら、選手は浮足立つ。相手から見てどちらが嫌かは言うまでもない」(球界OB)