エ軍大谷翔平 日本人大リーガー初のサイクル安打達成

公開日: 更新日:

 六回の弟3打席ではフルカウントまで粘ると、外寄りのカーブを最後は右手一本で右翼線に運び、快足を飛ばして一気に三塁を陥れた。今季初の三塁打でサイクルに王手をかけると、「ショータイム」のエンディングは七回の第4打席。2番手の速球派右腕ウッドの直球にタイミングが合わず、追い込まれならも、フルカウントからファウルで2球粘り、8球目の甘く入った変化球を右前に弾き返してサイクル安打を達成した。

 大谷が一塁ベースを回ると、三塁側のエンゼルスベンチは大盛り上がり。敵地のファンは、スタンディングオーベーションで偉業を称えた。

 この日の大谷は4打数4安打2打点の活躍でチームの3連勝に貢献。今季は二刀流を封印し、打者に専念する大谷が、イチローや松井秀も果たせなかった大仕事をやってのけた。

◆大谷の話

「(日本人初のサイクル安打は)偉大な先輩がいる中で、達成できたのはうれしく思う。シーズン終盤にもっと活躍できるように頑張りたい。(最後の4打席目は)裏で言われていたので、意識してましたけど、それでも、ボールをしっかりと見極められたので、いい打席だったと思う」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動