エ軍大谷翔平 日本人大リーガー初のサイクル安打達成
六回の弟3打席ではフルカウントまで粘ると、外寄りのカーブを最後は右手一本で右翼線に運び、快足を飛ばして一気に三塁を陥れた。今季初の三塁打でサイクルに王手をかけると、「ショータイム」のエンディングは七回の第4打席。2番手の速球派右腕ウッドの直球にタイミングが合わず、追い込まれならも、フルカウントからファウルで2球粘り、8球目の甘く入った変化球を右前に弾き返してサイクル安打を達成した。
大谷が一塁ベースを回ると、三塁側のエンゼルスベンチは大盛り上がり。敵地のファンは、スタンディングオーベーションで偉業を称えた。
この日の大谷は4打数4安打2打点の活躍でチームの3連勝に貢献。今季は二刀流を封印し、打者に専念する大谷が、イチローや松井秀も果たせなかった大仕事をやってのけた。
◆大谷の話
「(日本人初のサイクル安打は)偉大な先輩がいる中で、達成できたのはうれしく思う。シーズン終盤にもっと活躍できるように頑張りたい。(最後の4打席目は)裏で言われていたので、意識してましたけど、それでも、ボールをしっかりと見極められたので、いい打席だったと思う」