欧州初のMLB公式戦「5時間試合」を観戦した英国人の“本音”

公開日: 更新日:

「米国人ってのは、よほど暇なのか。こんな間延びした試合をよく、5時間近くも見ていられるよな」

 スタンドの英国人からは、こんな声も聞こえた。

 29日、ロンドンで欧州初の公式戦として行われたレッドソックス対ヤンキース戦は両軍合わせて37安打が飛び交う、13対17のボロ試合(ヤンキースが勝利)だったから無理もない。

 歴史的な一戦に先発した田中将大(30=ヤンキース)はわずか3分の2回で6失点KO。

 両軍ともにヨーイドンで6点ずつを取り合い、一回の表裏だけで約1時間。終わってみれば4時間42分の長丁場だった。

 会場は2012年の五輪のメインスタジアムだったロンドンスタジアム。5万9659人もの大観衆が訪れた。しかも、試合を行ったのはヤンキースとレッドソックスという人気も実力もあるチームだ。

 かねて欧州進出をもくろんでいたMLBにしてみれば最高の舞台だったが、スコアはまるでラグビーのよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…