大谷翔平の“兄貴分”エ軍エース左腕スカッグスが27歳で急死
大谷翔平(24)が所属するエンゼルスのタイラー・スキャッグス投手が遠征先のテキサス州アーリントンで死亡した。27歳だった。1日(日本時間2日)に球団が発表した。死因などは明らかにされておらず、同日のレンジャーズ戦は中止になった。
スキャッグスは今季15試合に登板し、チームトップの7勝(7敗、防御率4・29)をマークしていた左腕。カリフォルニア州出身の同投手は、12年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、14年にエンゼルスに移籍した。
150キロ超の直球にカーブ、ツーシームなどの多彩な変化球を武器に、エンゼルスのローテーションの中心を担い、通算96試合(計520回3分の2)で28勝38敗、防御率4・41。明るい性格で、チームの盛り上げ役も務めてきた。大谷も移籍1年目の昨季は、投球に関するアドバイスをもらうなど、兄貴分として慕ってきたという。
エンゼルスは今季、先発陣の台所事情が厳しいこともあって、首位アストロズと11ゲーム差のア・リーグ西地区4位に沈んでいる。貴重な先発左腕を失っただけに、大谷はこれまで以上にバットで貢献するしかない。