エ軍大谷298日ぶり2発 本塁打量産の鍵は球審との良好関係
エンゼルス・大谷翔平(24)が大当たりである。
「3番・DH」でスタメン出場した6月30日(日本時間7月1日)のアスレチックス戦。四回の第2打席、先発右腕のバジットの低めのカーブを体勢を崩されながらも捉え、最後は右手1本で右中間スタンドに叩き込む11号ソロ。さらに八回には、5番手右腕ブルックスの甘く入った直球を見逃さずに右翼スタンドへ12号ソロを放った。
この日は4打数2安打2打点で打率は2割9分9厘。今季47試合で12本塁打は、残り67試合で約17本塁打ペース。今季29本塁打をマークする計算だ。
「後半戦(7月12日再開)もたくさん打てるように、しっかりやっていきたい」と話すが、本塁打量産はアンパイアとの関係も鍵を握る。打者が審判を敵に回して得になることなどひとつもないからだ。
メジャー2年目で余裕も出てきたのだろう。今季は審判の判定に不満そうな表情を見せることも珍しくない。
去る27日(日本時間28日)のアスレチックス戦では、内角の際どいコースをストライクと判定されて見逃し三振に倒れると、球審に「入ってない」とばかりに腕を振りながら抗議するジェスチャーをした。