コパと女子W杯の決勝で見えた 日本サッカーに足りないもの
W杯初決勝進出のオランダは、序盤から専守防衛&カウンター狙い。しかし格上のアメリカペースで試合が進み、後半24分の2得点目で勝負あった。
初代なでしこ専任監督の鈴木良平氏が言う。
「今大会のベスト8は欧州勢7カ国とアメリカが占めました。圧倒的なフィジカルとスピードで世界のトップに君臨してきたアメリカに対し、成長著しい欧州勢は真っ向勝負を挑み、そして敗退してきた。その傾向は今後も続くでしょう。どうやったらアメリカの牙城を崩せるか? アメリカの強みと“違うポイント”を強化して対抗するしかない。例えば、なでしこジャパンには攻撃のアイデア、意外性、独創性などがある。もちろん精度を高めるためにフィジカルを鍛え、攻守の切り替えと連動性をもっともっと高める必要があります。サッカー協会には海外での合宿、試合を増やしたり、海外クラブ移籍希望選手への金銭面も含めてのバックアップを以前にも倍して期待したい」
そういうコトなのだ。