高年俸の根尾らに食事奢る 広島小園はハングリーが原動力

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 根尾と藤原の今季年俸はそれぞれ1500万円。これに対し、小園の年俸は800万円である。

 広島は4球団が競合したドラフト1位選手といえど、高卒選手の初年度の年俸が1000万円を超えることはない。夏の甲子園新記録となる6本塁打を放った昨年の中村奨成も1年目の年俸は800万円、2009年の今村猛が手にした1000万円が高卒新人の球団過去最高額で、将来のエースと期待された06年の前田健太も800万円だった。カネはプロで活躍して稼ぐもの、というのが広島のスタンスだ。そうやって、先輩選手は這い上がってきた。

 現に前半戦を振り返れば、一軍での成績は小園が藤原、根尾を凌駕している。そう水を向けると、「そうですね、今のところは僕がなんとか活躍できているかな……。フレッシュ(球宴)でもいいところを見せられたので、良かったです」と照れくさそうに笑った。

 ここまではBIG3で最も幸先のいいスタートを切っている小園。年俸で同期に差をつけられたハングリー精神も、今後の原動力になりそうだ。

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