日本代表3つの不安抱え韓国へ U18野球W杯開幕直前“裏情報”
■木製バットへの対応とサインプレーの軽さ
そして国際大会では毎回のように得点力不足に悩まされる野手陣も、課題を残す。
一つは木のバットへの対応だ。26日の壮行試合は計5得点を挙げたものの各打者は力みが目立ち、芯を外すことも多かった。代表関係者は言う。
「4月の合宿時に、普段から木のバットで練習するようお願いはしているが、強要はできない。高校生の最大目標は甲子園であり、甲子園が大会直前まで行われている。急に打ち方を変えろとは言えません」
日本代表は22日に合宿がスタートしてから、わずか1週間で本番に臨む。複数ポジションを守れる選手が優先的にメンバー入りしたが、本職は遊撃ながら中堅を守る森(桐蔭学園)は、大学との壮行試合でバックホームの際に両足をつるなど、早くも影響が出始めている。
「急造チームとはいえ、攻撃のサインプレーに物足りなさを感じた」と、ネット裏で練習を視察したパ球団のスカウトがこう続ける。