日本代表3つの不安抱え韓国へ U18野球W杯開幕直前“裏情報”
「投げない日が続くよりは毎日、適度に体に刺激を与えるくらいの方が状態を維持しやすいのは確か。一度落としたところから再び、心身の状態を上げる難しさはある。甲子園以降、右肩に張りを感じているという話もあるだけに心配ですね」
ダブルエースが不安を抱えたまま、本番を迎えるだけに、チームは緊急事態も想定し始めた。
この日、野手登録の石川(東邦)、遠藤(東海大相模)の2人が投手として登板する可能性が浮上。駒大との練習試合で死球を受けた浅田(有明)も首脳陣に促されてブルペン入りした。
今大会の代表メンバーは20人中、投手が9人を占める。本番は10日間で9試合が行われる過密日程で、球数制限(1試合最大105球に達した場合は中4日の登板間隔が必要など)が設けられるためだ。宮城(興南)や西(創志学園)、浅田のように野手としても起用できる投手に加え、最後の「20人目」を選ぶ際には、投手にするか野手にするかで議論が行われた。最終的に球数制限を考慮し、投手が選ばれたという。
「佐々木と奥川以外にも、好投手はいますが、ダブルエースの状態次第ではスクランブルにならざるを得ない。ブルペンはテンヤワンヤになりかねません」(代表関係者)