丸の活躍で味をしめ…原巨人の次なる標的は中日159km左腕
トレードで藤岡、鍵谷、7月には古川をチームに加えたものの、主力の丸を除き、戦力になったのは、シーズン途中の6月に加入した現守護神のデラロサくらい。大補強のほとんどは外れにもかかわらず、周囲は丸を補強した原監督の「眼力」を褒め称えている。丸のおかげで補強の重要性が証明された格好で、すでに水面下では来季の準備が着々と進んでいる。
首脳陣ではヤクルトの石井琢朗打撃コーチ(49)の招聘を検討。ヤクルト側も退団の意思は把握済みだというから、移籍に支障はない。一軍打撃部門を任せるとみられる。
FA市場では広島の名手・菊池涼介(29)らの動向を調査。さらに原監督が目を光らせるのが、他球団の優良外国人だ。
特に評価が高いのは、中日のセットアッパー左腕・ジョエリー・ロドリゲス(27)。ホールド数はリーグトップの40、防御率は1.67。スリークオーター気味のフォームから、昨季は日本球界左腕最速となる159キロをマークした。日本球界を代表する打者である坂本勇が「なかなか簡単に打たせてくれる投手ではない」と頭を抱えるほどで、巨人打線は防御率1.69に抑え込まれている。