G原監督 オーナー絶賛も“独裁”拍車で「短命政権」の可能性
巨人の山口寿一オーナー(62)が18日、都内で行われたオーナー会議後、原監督の手腕を絶賛した。
3度目の就任となった今季、巨人は5年ぶりのリーグ優勝へマジックを4としている。同オーナーは「大変よくやっている。3度目の監督でブランクがあったけど、好調な選手をうまく使ってチーム全体を活気づけてくれた。一丸となって戦うチームにしてくれた。非常にいい用兵、采配を見せてくれてきたと思います。来季? 契約は3年。それは契約通り。大方の巨人ファンは監督の手腕については非常に評価をしてくれているんじゃないかと思います」と称賛。既定路線とはいえ、改めて来季続投のお墨付きを与えた格好となった。
球団史上ワーストタイとなる4年連続V逸中だったが、原監督の復帰により、屈辱のワースト更新は避けられそうだ。球団内では契約の3年を超える、さらなる長期政権の可能性もささやかれている。
今季はヘッドコーチもGMも置かない異例の「全権」体制で戦った原監督。結果が出たことで、来季以降はさらなる“独裁”に拍車がかかるとみられる。すでに補強費なども思うがまま。12球団の監督で、そんな権限を持つのは原監督くらいだ。それだけ球団が全幅の信頼を置いているということだが、さる球界関係者は「それが逆に政権の火種になることもある」とこう言うのだ。