秋場所V御嶽海「大関とり」宣言も…課題は稽古嫌い天才肌
「横綱を倒してこそ、大関と認められる。(11月場所では)一気に決めたい」
23日の優勝一夜明け会見で、御嶽海(26)が力強く「大関とり」を宣言した。
9月場所は12勝3敗で、昨年7月場所以来となる自身2度目の賜杯を手にした。大関昇進の目安は「三役で3場所33勝以上」。7月場所は9勝だったので、11月は12勝以上で条件クリアだ。
御嶽海といえば、稽古嫌いで知られている。その一方で、口は達者。今年5月場所、大関貴景勝(23)が休場後に再出場したときは、「出るからには大関の務めをしっかりやらないと」と、チクリとやった。そんな貴景勝が再び休場したときは、「出るなら出る。出ないなら出ない。最初から決めないと。“出てみようかな”とかは大関なので……残念」と、苦言を呈した。
■強情な性格
正論とはいえ、力士は番付社会。いくら年上でも上位の力士にこうした物言いをするのは珍しい。その意味では、角界の常識にとらわれていないとも言える。