白鵬が初日土で休場…悲願の帰化かない“燃え尽き症候群”か

公開日: 更新日:

 これほどまでにあっけなく負けたことが過去、あっただろうか。

 8日に初日を迎えた大相撲9月場所。大関復帰を目指す貴景勝は白星発進したものの、横綱白鵬(34)には初日から土がついた。白鵬は2日目からの休場が決まった。

 白鵬は平幕の北勝富士に立ち合いで張り差しを仕掛けるも、これが裏目。おっつけられて右を差せず、逆にまわしを許して一気に寄り切られた。

 土俵下まで吹き飛んだ白鵬は目を見開いて歯を食いしばる鬼の形相。対照的に、勝った北勝富士は喜びをこらえきれず、「ヨッシャ!」とばかりに思わず土俵上で両手を叩いた。

 白鵬は去る3日、日本国籍取得が明らかになったばかり。引退後は親方になるつもりのモンゴル出身横綱にとって、帰化は悲願だった。

「それで気が抜けてしまったんじゃないか。これまでの白鵬は帰化前の引退だけは避けようと、大事に大事に相撲を取っていた。2017年の5、7月場所を最後に、2場所連続皆勤がないのもそのため。それがいまや、『いつ辞めてもいい』という状況になってしまったわけだから。肉体的な衰えはもとより、気持ちも切れてしまったんだろう」(ある親方)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」