セは来季も巨人の独り勝ち濃厚 ライバル5球団に好材料なし
巨人の原辰徳監督(61)が13日に行われた阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦を制し、10度宙を舞った。
同点で迎えた六回2死三塁から丸が三塁前へ決勝のセーフティースクイズを決めた。阪神だけでなく、味方の原監督まで「びっくりした」と意表を突かれたほど。広島からFAで今季加入したが、こんな選手がいれば、原監督はしばらく左うちわだ。
■CSで改めてダメ虎露呈
今季、巨人を最もアシストしたのが、この阪神である。対戦成績は10勝15敗、CSでもアドバンテージを含め、1勝4敗だった。在阪の球界関係者がこう言う。
「シーズン最終盤に阪神は1敗すればBクラスが確定する中、5―0で3連勝を決めた巨人戦で勢いに乗った。でも巨人にとっては消化試合。今思えばやけにあっさりしていたなと。まさか巨人がCSのために……なんて声も上がったほどです。最終戦の相手、中日は3回3分の1を無失点に抑えれば最優秀防御率のタイトルを逆転で獲得できる先発の大野雄を、タイトル確保と同時に、降板させた。直後に阪神が先制。ネット上では『竜虎同盟』なる言葉がトレンドワードになりました」