全治8週間の大ケガで休場も 豪栄道が「引退できない」理由

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 ある親方は「引退はしないでしょう。できない理由がある」と、こう続ける。

「なにせ豪栄道は親方株を取得していませんからね。つまり、いま引退したら廃業しかない。同世代では普通、あれだけ長く大関を張っていれば、とっくに取得していてもおかしくないのだが……。誰かに株を借りる?確かに親方株は同じ一門の空き株や、所有者が使っていないものを借りることができる。でも、豪栄道にはそのアテがない。いや、2つほどあるにはあるが、ひとつはすでに継承者が内定済み。もうひとつは所有者の定年退職待ち。後者はあと2年で退職が決定しているので、豪栄道はそれまで石にかじりついてでも現役を続けるしかない」

 2日目は横綱白鵬、大関の高安貴景勝に加え、大関とりを目指す御嶽海も初黒星と上位陣が総崩れ。いまさらカド番の常連が休場したところで、さほど話題にならないことが救いか。

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