渋野vs鈴木愛の賞金女王バトルは録画放送…LPGAとTVの怠慢
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「スポーツはライブ中継が当たり前なのに、ＬＰＧＡもテレビ局も生放送に向けて何の努力もしていない」と評論家の菅野徳雄氏がこう続ける。
「渋野と鈴木がいいプレーをしており、ライブ中継なら視聴率はものすごく上がったはず。録画放送でもいいというのは、ＬＰＧＡにファンを増やそうという意識が低いからでしょう。そもそも大会運営を入場料ではなく、スポンサーのカネに頼っているからです。チケットを売ろう、入場者を増やそう、視聴率を高めようという熱意がないばかりか、ネット時代になっても録画放送に対する問題意識がない。米ツアーの優勝賞金が１億円を超えるのも、ウッズら人気プロの活躍が視聴率を押し上げて、テレビ局から受けとる放映権料が高額だからです。ＬＰＧＡは放映権料のことでテレビ各局と衝突しているが、その前に視聴率を上げる努力をしろと言いたい」
■せっかくの優良コンテンツが台無し
ライブ中継にはリスクが伴う。天候悪化によるサスペンデッドやプレーオフになると放送枠内で終わらない。延長した場合、どこがカネを負担するのか、が決まっていないからだ。ＬＰＧＡもテレビ局も手をこまねいたままで、昭和の時代から何も進歩していない。
