著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

ザギトワの引退騒動 ロシアにはまだカクベエジシがあった

公開日: 更新日:

 フィギュアスケート、ロシアのザギトワがGPシリーズファイナルで最下位だったので困ったのスッ転んだのと騒がれて、「事実上の引退か!」なんて一部報道もあったんだって。

「平昌五輪金メダリストのザギトワ引退か?」だけ何も知らぬオヤジが聞くと、そうか、メダルも取ったんだし、思い残すことはあるめえよ、で済むが、「で? ザギトワっていくつ?」と聞いて、

「17歳」

 え! 27じゃなくて、じゅうなな? ……じゅうななって、おまえ、じゅうななって、……未成年だろ。酒もたばこもやっちゃいけねえ、車も運転できねえ、選挙だって行っちゃならねえ、近所のオッサンから「大きくなったら何になりたいのかなぁ?」なんて聞かれて、「えっとえっと、ケーキ屋さん」とか答える、あの17歳ってか!

 それがナニ、引退って、どういうカラクリなんだ? 引退って、真央ちゃんだって早いと思ってたぐらいだぞ。

 ロシアじゃね、どっかシベリアの奥の方に、生まれてすぐの女の子にスケート靴履かせてぴょんぴょん跳ばせて、できない娘は永久凍土の森に捨てられるっていう、ベルトコンベヤーで、細っこくて、ぴょんぴょん4回転跳べる娘がどんどん出荷される秘密の工場があるらしいノサ?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?