韓国打点王サンズも獲得間近…虎によぎるロサリオの二の舞

公開日: 更新日:

「韓国はエース級とそれ以外の投手とのレベル差が大きいが、サンズはどの球団のエースからも満遍なく打っている。引っ張り専門でなく、右方向への打球も3割を超えている。ただし、球種が豊富で、特に外角低めに制球できる投手を苦手にしている。カットボールやツーシーム、低めのチェンジアップにも弱い」

 阪神が重視する性格面はどうか。

「見た目は温厚ですが、1、2球目にボールと思った球がストライクと判定されると審判に文句を言ってイライラすることが多々ありました。日本は新外国人選手に対して、ストライクゾーンが厳しくなる傾向がある。甲子園のスタンドに軽々と運ぶだけの長打力はありますが、その点が懸念されます」(前出の室井氏)

 今季の阪神はチーム防御率(3.46)はトップも、94本塁打はリーグ5位、538得点は同6位の貧打線だった。残留したマルテに、新助っ人ボーアとサンズの3人が打線の中軸に並ぶかはわからないが、本塁打量産が期待されるボーアは浜風の影響を受けやすい左打者。サンズのマークが厳しくなればロサリオの二の舞いもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動