レッズと合意の秋山翔吾“1年目のノルマ”メジャー通が予想
西武から海外FAで大リーグ移籍を目指していた秋山翔吾外野手(31)の新天地が決まった。
ナ・リーグ中地区のレッズと3年2000万ドル(約22億円)で合意。近日中にも本拠地グレート・アメリカン・ボールパーク(オハイオ州シンシナティ)で入団会見に臨む。
レッズは昨季、球団新記録のチーム本塁打数(227本)をマークしながら、チーム総得点(701)はリーグ12位。得点力不足解消と手薄な外野手の補強が課題だった。現役時代にマーリンズでイチローと同僚だったデビッド・ベル監督(47)が、走攻守で安定した働きが見込める秋山の獲得を球団に希望したという。
2015年に216安打を放ってシーズン最多安打記録を更新した秋山は、12年を最後にポストシーズンから遠ざかっているチームの救世主として期待される。
「レッズには、リーディングヒッターを任せられる人材がいないため、秋山は『1番・中堅』で起用されるはずです。機動力を駆使するスモールボールを得意とするベル監督は、秋山には相手投手に1球でも多く投げさせた上で、出塁する1番打者としての本来の働きを求めるでしょう。イチロー同様、俊足を生かした内野安打やバントヒットに加え、出塁すれば盗塁も期待されると思う」(スポーツライター・友成那智氏)